校長 齋藤 秀志
山形県立鶴岡工業高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本校は、明治28年(1895年)に鶴岡町立鶴岡染織学校として創設され、130年の歴史を誇ります。鶴岡の基幹産業であった絹産業を支える技術者養成を起源とし、地域産業の発展と共に歩んでまいりました。
大正9年(1920年)には、染織、電気機械、木材工芸の3科からなる山形県立鶴岡工業高等学校として新たなスタートを切り、その後、時代の要請に応じた学科改編や、昭和23年の夜間定時制課程 (電気、機械、建築の3科)の設置など、変遷を重ねてきました。令和7年3月31日をもちまして、77年の歴史を持つ定時制課程が閉課程となりました。長年にわたる皆様の温かいご支援に、心より感謝申し上げます。現在は、全日制課程において、機械、電気電子、情報通信、建築、環境化学の5学科体制で教育活動を行っております。
今年は、鶴岡染織学校創立130周年、鶴岡工業高等学校開校105周年という記念すべき節目の年を迎えます。全国でも屈指の歴史と伝統を誇る工業高校として、これまで約2万6千名の卒業生を輩出してきました。卒業生たちは、創立時からの校訓である「質実剛健」「誠実勤労」の精神を受け継ぎ、県内はもとより、国内外の様々な分野で第一線として活躍しています。この不易の精神は、在校生にも脈々と受け継がれています。在校生たちは、「文武両道」を校風とし、学業はもちろんのこと、研究活動、部活動、生徒会活動、ボランティア活動などにも積極的に取り組み、その活躍の場を全国、そして世界へと広げています。
「鶴工」は創立2世紀目を迎え、VUCAの時代を生き抜くため、時代の変化に対応し、生徒の主体性を育み、未来を切り拓く力を育成することで、地域の未来を考え、力強く前進し続けることを目指します。本校は、「チーム学校」として教職員一人ひとりが専門性を磨き、緊密に連携することで、教育活動に総力を挙げて取り組んでまいります。保護者の皆様、地域の皆様との連携を一層深め、次世代を担う「鶴工生」の限りない成長を、共に育んでいきたいと強く願っております。
今後とも、皆様の温かいご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
学校概要
校風 「文武両道」
育成を目指す資質・能力に関する方針 〈このような力を育てます〉
(1)専門的な知識・技術・教養を身につけ、時代や社会の変化に対応できる力を育成します。
(2)グローバルな視点を持ちながら地域課題の解決に挑戦し、主体性(自ら考える力)や創造力、仲間と協働できる力を育成します。
(3)実践的な工業教育や部活動を通して、職業人として必要な人間性や態度を育成します。
教育課程に関する方針 〈このような教育活動を行います〉
(1)時代の変化に対応した専門的な知識と技術を実践的・体験的に身につけられる教育に取り組みます。
(2)地域、産業界、大学等と連携し、地域の資源や特性を活かした探究的学習に積極的に取り組みます。
(3)就職や大学進学などに対応した指導や資格取得に向けた指導など、個に応じた教育に取り組みます。
(4)特別活動等を通じて、集団の中で役割を自覚し、協働的な姿勢が身につけられる教育に取り組みます。
入学者の受入れに関する方針 〈このような生徒を待っています〉
(1)工業の分野に興味を持ち、将来は工業に関する知識や技術を活かした分野で活躍することを望む生徒を募集します。
(2)主体的、継続的な学びの姿勢で、自らの成長のために常に新しいことに挑戦しようとする意欲と熱意をもっている生徒を募集します。
(3)生徒会活動、部活動、地域活動に積極的に参加し、より良い学校や社会を築いていこうという意欲のある生徒を募集します。
(4)健康で、自他を思いやる心と、自らを律する心を備えた生徒を募集します。